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秋冬野菜コース

秋冬野菜コースとは

 秋冬野菜コースは、秋冬期に作付け・収穫できる野菜を基本アイテムとして栽培しながら野菜づくり全般を学ぶコースです。コース期間は8月~12月です。

 秋冬野菜は、種播きに最適な時期というものが比較的短く、適切な時期に種を播けるかどうかが収穫量に大きく影響してきます。また、苗を植える場合には夏の暑さや虫から守りながら大きく育てることが必要ですし、寒くなれば、野菜によっては防寒対策をして寒さから守ってあげることも必要です。秋冬野菜では、種の播き時や野菜が育つ環境の整え方を中心に学んでいきましょう。

有機農業において、夏、秋、冬は土づくりの期間として大切な時期です。畑は、有機農業といえども手入れをせずに使い続けていくと次第に傷んでいくので、この時期に手入れをしていきます。

秋冬野菜コースでは、8月には、暑さを活かして土壌の物理性を改善するための作業を行います。また、落ち葉等身の回りの自然素材を使った堆肥づくり、収穫が終わった後の畑をどう手入れしていくか、緑肥(収穫せずに畑に戻すことで地力を高めるために栽培する作物)を活かした栽培体系や有機肥料について等「畑づくり」についても講義していきます。

 

ニンジン~色々な品種を比べる、間引き不要の土づくりと、化成肥料では出せない味有機栽培ならではの美味しくなる理由を学ぶ

 

ニンジンは、初期の生育がゆっくりであるため、生育の旺盛な雑草に負けやすいです。ですから、一般的にはこまめな雑草取り(除草)が必要です。

しかし、ニンジンを育てる前に、「太陽熱養生処理」といって、太陽熱と畑に投入した有機肥料や堆肥の発酵熱を利用して土ごと発酵させると、土壌の温度が上がって雑草の種が焼け死に、除草の手間が不要になります。また、同時に土中の中で様々な反応が起こり、土が柔らかくなったり、病害虫被害も激減する効果等もあり、農薬を使わずに病気知らずの美味しいニンジンを作れます。

また、ニンジンは、肥料のやり方を間違えると、苦味が強い等美味しくないニンジンが出来てしまいます。そうならないよう、正しい肥料のやり方を学び、美味しいニンジンを作っていきましょう。なお、ニンジン等の根菜類は、有機物をたっぷり土に入れることで、とても味の濃い甘味の強い美味しいものが出来上がります。美味しいニンジンを作るためにどのようなことをすればよいのか、学んでいきましょう。

ニンジンは、味の個性が強い品種もあります。いくつか違う品種を育てて、味比べもしましょう。

 

 

 ブロッコリー~虫害被害を抑えるための誰でもできる簡単なコツを学ぶ

 ブロッコリーは、通常のブロッコリーとスティックブロッコリー、カリフラワー類を栽培します。

 秋冬に栽培するブロッコリー類は、虫害被害が出やすい野菜の一つです。秋冬の虫害被害を抑えるための簡単なコツから少し応用編のコツまで、ブロッコリー栽培を通じて学んでいただきます。

キャベツ~定植時の猛暑を前提にした栽培管理を学ぶ、品種による味わいの違いを実感する

キャベツは家庭でも利用シーンの多い野菜の一つですが、無農薬で栽培するのは難しい野菜の一つです。さらにここ数年、夏は猛暑、そして残暑が長引く傾向にあり、より無農薬栽培の難しさが増しています。教室では、猛暑を前提にした栽培管理方法を学んでいただきます。

 レタス~暑い時期の苗づくりから始まる秋冬採りのレタス栽培方法を学ぶ

 教室では、柔らかくて美味しいリーフレタスを中心にバラエティ豊かな品種を育てていきます。 レタスは、種を播いた後に乗せる土の量が重要です。レタスの種は光を好むため、土を多くかけすぎると発芽しません。しかし、土の量が少なすぎると、水をやった時に種が流れてしまうことがありますし、土が乾いた状況が続くと発芽しません。かといって、高温多湿になってしまうと苗は徒長してしまいます。

暑さ対策(温度調整)と水分調整が難しいため、近年のように残暑が長い時期での苗作りは難しいです。

レタスでは、自分の播いた種が発芽するかどうか、そして丈夫な苗を育てられるかどうかを実際に体験していただくため、自分で種を播いたポットを持ち帰っていただき、ご家庭でも教室と併行してそのまま育てていただきます。 

レタスは、水管理を上手にやるだけでも、美味しさに違いが出てきます。苗を植えたら収穫するまでほったらかしではなく、美味しくなるように少し手間をかけてあげましょう。

なお、レタスは収穫適期に収穫すればとても甘いのですが、適期を逃すと次第に苦味を増していきます。教室では、早めに収穫を始めてその後どのように味が変わっていくか、皆さんの舌で確認していただきます。

また、日本ではあまり知られていない珍しいレタスも栽培します。レタスだけで作る味わい深いサラダを楽しみましょう。

ダイコン~キレイな肌のダイコンを作る、バラエティに富む品種を色々試す

ダイコンでは、肌がピカピカになるような栽培方法を学んでいただきます。ダイコンの肌がきれいに作れるかどうかは、土づくりがうまくいくかどうかに拠るところが大きいです。

教室では、肌がキレイなダイコンを作れるよう、いくつかポイントを考えてダイコンを栽培していますので、実践ベースでポイントを学んでいきましょう。

現在スーパー等で出回っているダイコンは「青首ダイコン」と言われる品種が殆どです。しかし、日本には全国各地の気候風土に合った在来種がたくさんあります。また、日本では珍しい外国原産の面白いダイコンもあります。教室では、一般的な青首ダイコンの他、在来種のダイコンや外国の品種等変り種も育ててみます。個性豊かなダイコンの品種を楽しんでみてください。

沢庵づくりに向く練馬大根も栽培して、寒空の中天日干しをした上で沢庵を仕込みます。もちろん、化学調味料不使用です。沢庵づくりもおまけで一緒に楽しみましょう。

シュンギク~霜よけをしてできるだけ収穫時期を長くする、アブラムシ被害を出さないための栽培方法を学ぶ

 冬のシュンギクは、寒さにあたると味が濃くなりとても美味しい野菜です。しかし、霜に弱いので、霜が降りるようになると霜対策が必要になってきます。

教室では、9月にシュンギクの種を播いた後から、霜が降りる季節になるまで、時期に応じたシュンギクの栽培環境の整え方を学んでいただきます。

シュンギクは、アブラムシが大量に発生することがあるのですが、これは、肥料を入れる量やその後の管理方法次第で被害をなくすことができます。

無農薬でも虫がつかない、つきにくいシュンギク栽培を一緒に学びましょう。

葉物野菜~美味しいと思える葉物野菜を秋、冬に収穫するための栽培方法を学ぶ

 葉物野菜は家庭でも利用頻度が高く、野菜づくりをする人にとってはぜひとも無農薬で作ってみたいアイテムでしょう。葉物野菜は、真夏以外はほぼ一年中育てることが出来ますが、季節によって生育環境の整え方が違いますので、秋・冬特有の葉物野菜の栽培方法を学びましょう。

 なお、秋から冬にかけて、気温がどんどん低くなっていくため、初秋と初冬では野菜の生育スピードもかなり違います。教室では、こうした生育状況もじっくり観察して葉物野菜を切らさずに栽培するコツもマスターしていきましょう。育てる葉物野菜のアイテムは、コマツナ、チンゲンサイ、ミズナ、ルッコラ等です。

有機栽培の葉物野菜は、ほったらかしではなく、きちんと手入れをしてあげると、抜群に味が良くなります。教室では、美味しく作るポイントを学んでいただきます。

 

 

ホウレンソウ~生で食べても苦くないほうれん草づくり、茹でた後も甘味がしっかり残っているほうれん草づくりを学ぶ

ホウレンソウは、生で食べても苦くないほうれん草づくり、茹でても甘味がしっかり残る美味しいホウレンソウづくりを学んでいただきます。

特に、茹でてもしっかり甘味が残る美味しいホウンレンソウは、どんなものを土に入れるかということと、発芽後の管理がポイントとなります。

すごく美味しい!と気持ちが上がるほうれん草づくりを一緒に学んでいきましょう。

カブ~播種時期を見極めて、時期に応じた栽培環境の整え方を知る

カブは、各地の気候風土に合った色々な品種がありますので、教室では色々な品種を栽培します。味わいの違いを楽しみましょう。 

カブは暑い時期に種を播いても育たないのですが、寒過ぎてもきちんとした「玉」になりません。教室では、種を播く時期を分散させて、時期に応じた栽培環境の整え方について学んでいきましょう。真冬の寒さに当たったカブは、とろけるように甘くて本当に美味しいものです。収穫も楽しみにしていてください。

 

ハクサイ~難しいハクサイの無農薬栽培に挑戦、直播きと苗定植を比較する

ハクサイは、とにかく虫害に悩まされます。ベテラン農家の中には「ハクサイには、手を出さない方が良い」と断言する人がいるくらい、ハクサイの無農薬栽培は難しいです。教室では、栽培管理に工夫をして、できるだけ虫害被害を抑える方法を学んでいただきます。

 また、ハクサイは根が弱いため、本来は直播き(畑に直接種を播いて、そのまま育てること)に適した作物と言われており、直播きで育てる農家もいます。

教室では苗を植える形での栽培方法と種を直接播く形での栽培方法の両方のやり方でハクサイを栽培し、生育状況を比較します。
また、ハクサイは色々な品種があります。教室では異なる品種をいくつか栽培しますので、形や味わいを比較しましょう。

 

おまけ~野菜や野菜くず、ハーブを利用した加工品を作って楽しもう

 野菜を自分で作るようになると、旬の時期には、同じ野菜が食べきれないほどたくさん採れるようになります。また、食べないで捨てるだけの葉っぱなどもたくさん出てきます。

教室では、畑で採れた野菜やハーブ等の植物を使い、加工品を作って楽しむ時間をご用意いたします。もちろん、教室は、無農薬での野菜の作り方を学んでいただくことを主眼とした教室ですので、加工品づくりは「おまけ」の楽しみです。野菜づくりの講義の進捗状況と作物の収穫状況に合わせて臨機応変に対応させていただきますことをどうぞご了承ください。

 

お楽しみアイテム

  お楽しみアイテムは、栽培期間が教室1期分(5カ月)の期間に収まらないもの、教室で栽培方法をしっかり教える作物と栽培方法が似ている作物等を、講義とは別に"おまけ"で栽培しているものです。
 随時必要な管理を皆さんで行い、収穫も楽しんでいただくものです。1年間継続して教室に通っていただくと全体的な管理を理解できます。"おまけ"ですので、収穫量が少ないものもありますし、作付け内容が変更する場合もございますことをご了承ください。

  種播き・植付・定植等 収穫
春夏
(3~7月)
ピーマン、トウガラシ、ゴーヤ、ラッカセイ、サツマイモ、サトイモ、ショウガ、長ネギ等 ピーマン、ソラマメ、玉ネギ、キヌサヤ、スナップエンドウ、ニンニク、青紫蘇、赤紫蘇等
秋冬
(8~12月)
ソラマメ、玉ネギ、キヌサヤ、スナップエンドウ、ニンニク、長ネギ 等 青紫蘇、ピーマン、トウガラシ、ラッカセイ、サツマイモ、サトイモ、ショウガ、サフラン、長ネギ ウコン、柿等
通年

ミント、レモングラス、セージ、オレガノ、ローズマリー 、タイム、マロウ、ラベンダー等

※ 諸事情により変更になる場合がございます。

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