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春夏野菜コース

 春夏野菜コースとは

 春夏野菜コースは、開催期間が3月~7月のコースです。3月~7月の間に作付け・収穫できる野菜を基本アイテムとして栽培しながら野菜づくり全般を学ぶコースです。

 春夏野菜の栽培は、追肥や整枝等野菜そのものに対する直接的な手入れが多いのが特徴です。こうした手入れ方法は分かったような分からないような・・・という方が多いようです。この分かりにくさの要因は「やる意味が分からない」からです。 教室では、こうした野菜に対する手入れの方法については、やる意味と作業内容を紐付けして、分かりやすくお教えしていきます。意味が分かってくると、野菜の管理作業はますます楽しいものになっていきます。

 また、春夏野菜の中でもトマトやナスは「ナリモノ野菜」といって、次々に実をつけていくタイプの野菜になります。こうしたナリモノ野菜は、肥料の与え方や管理の仕方次第で、収穫量が大分変わってきます。農業実践教室では、できるだけたくさん収穫できる栽培管理方法を学んでいただきます。

  なお、農業実践教室では、肥料として、天然素材で作られたミネラル肥料(カルシウム、マグネシウム、マンガン、銅、亜鉛等)を積極的に畑に投入しています。ミネラル成分が不足している畑では、当然ミネラルが少ない野菜しかできませんし、ミネラルが不足した土壌で育つ野菜は、細胞壁が薄かったり根の張りが悪かったり…等、作物の生育に不具合が生じ、そのため病害虫被害にも遭いやすいです。

ミネラル肥料は、作物の生育に必須なのですが、入れすぎると有害なので(何でも過ぎたるは及ばざるがごとしですが)、土壌分析とセットです。土壌分析とは、土の中に、どんな成分がどれだけ入っているのか、ということを科学的に分析するものです。

農業実践教室では、受講生・卒業生限定で、家庭菜園の土の土壌分析を一緒に行うオプション講座を実施しています。家庭菜園でも、土壌分析をして、適量のミネラル肥料を入れて、美味しくて栄養のある野菜を作りましょう。

トウモロコシ~トンネルを使いながら、難しいと言われる無農薬栽培に挑戦しよう

  トウモロコシは虫害被害が多く、無農薬で栽培するのは難しいといわれています。
 教室では、適切な時期に適切な管理をし、虫が大量発生する前の時期に収穫を目指すことで無農薬でのトウモロコシ栽培を実現させます。
 トウモロコシは、早い時期に作ろうとしても気温が低すぎると育ちません。そこで、教室では保温しながら育てる「トンネル栽培」で育てます。トンネル栽培は春先のダイコン、真冬のキャベツ栽培等にも応用できます。
 トンネル栽培は寒い時期の保温方法としては便利ですが、トンネル内部の温度が高温になり過ぎると苗が焼けてしまいます。毎日畑に出て温度を管理できる人とそうでない人とでは管理方法が違いますので、教室では週に1回しか畑に来ない人向けの管理方法を学びます。また、通常は1本のトウモロコシで1個のトウモロコシを収穫しますが、1本のトウモロコシで2本のトウモロコシを収穫する試みもやってみましょう。
 もぎたてのトウモロコシを生で食べた時の美味しさは格別です。収穫時期には、畑でもぎたてのトウモロコシを食べましょう。無農薬栽培で、かつ正真正銘の「もぎたてのトウモロコシ」を食べるには、自分でトウモロコシを栽培するしか方法はありません。ぜひこの機会に栽培方法をマスターしましょう。

ジャガイモ~栄養満点で美味しいジャガイモを採れるコツを学ぼう

  ジャガイモは家庭菜園の定番ですね。寒い時期に準備をして春先最初に作付けする野菜です。
 ジャガイモは、小学校等で栽培した経験がある方が多いせいか、簡単そうに見えるようですが、意外と病気が出ます。ジャガイモは、病気を発生させないための土づくりをメインに学んでいただきます。
 ジャガイモは、新しい品種がどんどん開発されています。品種によって、味だけでなくイモの付き方まで違います。皆さんが馴染みのある定番品種だけでなく、変り種の品種も育て、その違いを楽しみましょう。

トマト~美味しいトマトをたくさん収穫できるようになろう

 トマトは、日本でも大変人気がある野菜です。品種改良が最もさかんな野菜の一つであり、農家によって様々なこだわりがある野菜でもあります。教室では、大玉トマト、中玉トマト、ミニトマト、調理用トマトを栽培して、それぞれ違う味わいを楽しみましょう。
 トマトは、「脇芽」という新しく生えてくる芽をどんどん取り除いて樹を大きく育てていく栽培方法が広く普及していますが、教室では、脇芽をできるだけ活かした栽培方法を中心に学んでいただきます。また、長い間、おいしいトマトは「水を絞って(水分をできるだけ与えないで)育てるのがコツ」と言われてきましたが、その栽培方法では収穫量が少なく、病気にもなりやすいです。農業実践教室では、水を適度に与えて、おいしくて収穫量も多い、というトマトを作る法を学んでいただきます。

 トマトは、バジルを近くに植えながら栽培します。トマトとバジルは、「コンパニオンプランツ」といって、同じ場所に植え付けると良い作用を与え合う組み合わせです。バジルもたくさん収穫できますので、オリジナルバジルペーストを作って楽しんでください。

 

 

ナス

 ナスは、定植後に樹を支えるための支柱立てや誘引、追加で肥料をやる追肥、不要な枝を切り落とす剪定・・・等色々な管理作業が必要な野菜ですが、家庭菜園では、そうした管理こそが楽しいものです。

ナスの管理方法は色々ありますが、みずみずしくて甘くてエグミがない美味しいナスを作ろうとすると、結局、オーソドックスなことをきっちりとやっていくことが大事になってきます。農業実践教室では、基本的なことをキッチリとできるようになっていただくための講義を進めていきます。

ナスは品種によって味わいが全く違います。どう料理しても美味しくて使いやすい千両ナスの他、焼くと甘くてとろけるような米ナス、水分が多くて甘い水ナス、実がしっかりしているので、カレー等で煮込んでもへっちゃらの青ナス等も栽培して、畑で採れたてナスの味比べを楽しみましょう。

 

サヤインゲン~蔓(つる)ありタイプと蔓なしタイプを比べてみよう

 インゲンマメは成熟した種子(生で食べられる時期に収穫せずに、そのまま木の上で種子にしてしまう)を煮豆等に利用することも多いのですが、生で食べる場合には、未成熟の実を利用します。これをサヤインゲンといいます。
 サヤインゲンは品種によって味が違いますので、いくつかの品種を栽培して食べ比べてみましょう。
 また、サヤインゲンには蔓(つる)ありタイプと蔓なしタイプがあります。蔓なしタイプの方が手軽ですが、収穫量は蔓ありタイプの方が勝りますが、つる有りタイプは、根がしっかり張ると、水管理や追肥をしっかりやらないと、すぐに豆が固くなってしまいます。

教室では、蔓ありと蔓なしの両方を育てますので、手間と味と収穫期間を比べてみましょう。

エダマメ~適切な肥料量を学ぼう、虫害、鳥害を防ぎながら豆を育てる方法を学ぼう

  枝豆は肥料が多すぎると葉ばかりが茂って実が入らないのですが、肥料が少なすぎても実が付きませんので、上手に作るのは案外難しいです。 教室では、どのような考えでどのくらいの肥料を入れるのか、考え方と入れるべき量をお教えします。

 また、豆は鳥の大好物であり、虫の被害も多い作物です。エダマメは、鳥害、虫害を防ぎながら育てる方法をお教えします。
 

 枝豆は、豆の種類によって味が違います。 一般的な枝豆(黄豆)、茶豆、黒豆を作って、味の比較をしましょう。

 春夏コースの終わり頃に、晩生(生育期間が長く必要な品種)の青大豆の種を播きます。4月に種を播く場合とは、少し異なる栽培環境で育てていきます。枝豆は、時期や品種で、管理を少し変えた方がうまくいくので、そうしたことも学んでいきましょう。

 ちなみに「エダマメは鍋で湯を沸かしてから収穫しろ」と言い伝えられています。そのくらい鮮度が大事な野菜なので、収穫時期には実際に鍋で湯を沸かしてから収穫し、畑で採れたてのエダマメを食べましょう。

ズッキーニ~効果的な追肥方法を学ぼう

 ズッキーニはカボチャの仲間で、日本ではイタリア料理の普及とともに知られるようになりました。国内での栽培・流通の歴史が浅いため、知らない人もいるかもしれませんが、ソテーにしてシンプルな味付けで食べると食感が良く、ほんのり甘味を感じて美味しいです。
 ズッキーニは、ひとつの苗木でいくつもの実を収穫出来ますが、長期間収穫し続けるには、追加で肥料を与える「追肥」が必要です。そして、この追肥は、野菜が肥料を欲する時にタイムリーに肥料成分を効かせることが重要ですが、タイムリーに肥料効果を出すにはコツが要ります。 ズッキーニでは、効果的な追肥の仕方を学びましょう。
 また、屋外でズッキーニを栽培する際、農薬を使わずに栽培すると、うどん粉病というカビの病気にかかりやすく、また強風に揺すられてズッキーニのメインの茎が折れやすいです。きちんとした管理方法を知らないと、アブラムシだらけになって枯死することもあります。農薬を使わずに長く収穫を楽しむために必要なことを知り、基本的な管理作業を実践形式で皆さんに学んでいただきます。

 

キュウリ~仕立てのポイントを学ぼう

  キュウリは、野菜を自分で育てたいと考える人にとって、一度はチャレンジしてみたい野菜でしょう。しかし、キュウリは味優先で選抜・改良されてきた作物なので、とても病気にかかりやすく、農薬を使わずに露地で栽培すると病気になります。しかし、栽培環境をきちんと整えてあげることで、病気の進行スピードを緩めることが出来ます。
 また、キュウリはつるが伸びて実をつけます。そして、つるを「仕立てる(不要なつるを切り落とすこと)」ことで全体の生育を管理し、実のつき方を調整する作物です。しかし、この仕立て方は品種によって異なり、仕立て方を間違えると収穫量が激減する場合もあります。
 教室では無農薬でも露地栽培できるキュウリの管理方法、品種に応じた仕立て方を学びましょう。
 なお、キュウリの味は、品種によって全く違うものもあります。教室では、特徴的に味が異なる品種を栽培し、味の違いを比較して楽しみます。

 

カボチャ~ネットを使った栽培方法を学ぼう

 カボチャは、キュウリと同様、つるが伸びて実をつける作物です。キュウリと同様、品種によって推奨される「仕立て方」が異なりますので、品種にあった仕立て方を学びましょう。
 カボチャは地面に蔓を這わせて育てる地這い栽培が簡単で一般的ですが、地這い栽培をすると、実の部分も地面に接します。そのまま栽培すると、地面に接していた部分は色づきが悪くなり、最悪の場合カサブタ状になり見栄えが悪くなります。そのため、実の下に敷物をする等の管理が必要です。また、つるが地面の上を伸びるので広い栽培面積も必要です。
 教室では、地這いではなくネットを張り、そこに蔓を這わせてカボチャを吊り下げることで、できるだけ小さい栽培面積で、敷物をする手間を省くカボチャの栽培方法も学びます。

葉物野菜~エグミの少ない甘くてみずみずしいコマツナを作ろう!

 小松菜、水菜等の葉物野菜は、家庭での利用頻度が高く、野菜づくりをする人にとってはぜひとも無農薬で作ってみたいアイテムでしょう。
 葉物野菜は一年中栽培できるものが多いのですが、外気温に応じて栽培環境を整えてあげることが必要です。春夏コースでは、肌寒い春先に種を播いた場合の栽培管理の仕方を学びましょう。
 なお、教室では、葉物野菜の代表であるコマツナ・ミズナはもちろん、少し珍しい葉物野菜にも挑戦し、味の違いを楽しんでもらいます。

 葉物野菜は、大きく育てるということだけであれば、そこまで難しくはないのですが、美味しく作ろうとすると奥深いものがあります。特に、小松菜は、気を付けて管理してあげるとエグミが減り、甘味が増えてグっと味が良くなります。家庭菜園でコマツナを作ってもどうも家族からの評判が悪いという方は、ぜひ、教室で学んでみてください。

 

 

お楽しみアイテム

 お楽しみアイテムは、栽培期間が教室1期分(5カ月)の期間に収まらないもの、教室で栽培方法をしっかり教える作物と栽培方法が似ている作物等を、講義とは別に"おまけ"で栽培しているものです。
 随時必要な管理を皆さんで行い、収穫も楽しんでいただくものです。1年間継続して教室に通っていただくと全体的な管理を理解できます。"おまけ"ですので、収穫量が少ないものもありますし、作付け内容が変更する場合もございますことをご了承ください。

  種播き・植付・定植等 収穫
春夏
(3~7月)
ピーマン、トウガラシ、ゴーヤ、ラッカセイ、サツマイモ、サトイモ、ショウガ、長ネギ等 ピーマン、ソラマメ、玉ネギ、キヌサヤ、スナップエンドウ、ニンニク、青紫蘇、赤紫蘇等
秋冬
(8~12月)
ソラマメ、玉ネギ、キヌサヤ、スナップエンドウ、ニンニク、長ネギ 等 青紫蘇、ピーマン、トウガラシ、ラッカセイ、サツマイモ、サトイモ、ショウガ、サフラン、長ネギ 柿等
通年

ミント、レモングラス、セージ、オレガノ、ローズマリー 、アロエ等

※ 諸事情により変更になる場合がございます。

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